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中古マンション購入+リノベーション体験記:築47年の物件を理想の「終の棲家」に変えたストーリー

目次

はじめに

柔らかな光が差し込むリビング。

かつて壁付けだったというキッチンは、家族の顔が見える開放的な対面式に生まれ変わっています。

ここは、築47年の中古マンションをリノベーションし、理想の住まいを実現されたS様のお宅です。

一見すると、とても築半世紀近い建物とは思えない洗練された空間ですが、ここに至るまでには様々な悩みや決断、そして実現まで4年かかりました。

この記事では、古いマンションの購入とリノベーションという実体験を通じて、将来マイホームの購入を検討している読者の皆様に、実践的な洞察とヒントをお届けします。

1. 「賃貸暮らしの悩み」が、家探しの出発点

S様

家探しを始めた一番の理由は、以前住んでいた賃貸アパートでの悩みが積み重なったことですね。

3DKの鉄筋コンクリート造ではあったのですが、子どもが立てる「音」がどうしても気になってしまって。
これから子どもたちが大きくなることを考えると、部屋の「狭さ」も課題でした。

それに加えて、住環境の変化が非常に大きかったです。アパートの管理会社が変わり、空き部屋に学生さんを入れるようになったんです。
誤解しないでほしいんですが、それ自体を否定するのではありません。
ただ、その時の状況は、子どもが生まれたばかりだったし、静かに暮らしたい私たちには少し辛くて。。。
騒音やベランダでの喫煙など、気になることが多くなってきたんです。

決定打は、ちょうどそのタイミングで届いた「1万円の家賃値上げ」の通知でした。これらの要因が重なって、本格的に家探しを始めようと決心しました。

2. なぜ「中古マンション+リノベーション」だったのか?

S様

最初から決めていたわけではなく、戸建ても中古マンションも両方の可能性を探っていました。

ただ、この松戸市のエリアは戸建ての価格が高騰していて、私が小学生の頃は2000万円台で買えたような家が、今では新築だと駅から徒歩20分以上も離れているのに5000万円を超えるんです。車も自転車も持たない私たちにとって、駅から歩ける距離であることは譲れない条件でした。

この新松戸エリアは昔からマンションが非常に多く、駅から徒歩圏内で新しい家を探そうとすると、現実的な選択肢は「中古マンションをリノベーションする」ことくらいしかありませんでした。夫も私も特に戸建てへの強いこだわりはなかったので、ごく自然にこの選択肢に絞られていきました。

S様

私たちはメンテナンスにかかる費用と手間のことを考えてみたんです。
戸建てだと、将来必ずやってくる壁や屋根の修繕には、まとまった出費が一度に発生します。実は実家の時にそんな経験があって。。。「外壁と屋根の修繕で200万円ほどかかった」という現実もあり、その計画も資金繰りも、すべて自己責任でのしかかってきて、結構きつかったんですよね。
 
でも、マンションであれば、毎月支払う管理費や修繕積立金があるから、建物全体のメンテナンスが計画的に行われるし、年を重ね、自分たちで家の管理をするのが大変になった時のことを考えても、清掃や大規模修繕をプロに任せられるマンションの仕組みは合理的なのかなと思いました。
 
これなら「突然の大きな出費」という予測不能なリスクを避けられるし、計画的な積立で長期的な安心を得られるなと。これがマンションを選んだ最大の理由でした。

3. 築47年物件への挑戦:不安と決め手

S様

もちろん不安はありました。このマンションは旧耐震基準の建物なので、そこを心配される方は多いと思います。

でも、私たちにとって大きな安心材料になったのが、このマンションが「東日本大震災を耐え抜いた」という事実です。入り口の瓦が少し落ちる程度の被害で、建物自体はほぼ無傷だったと聞きました。ある意味、歴史がその強度を証明してくれたわけです。

また、このマンションがちょうど「過渡期」にあることも魅力でした。47年前に新築で入居された方々が高齢になり、次の世代に住まいを譲るタイミングで、私たちのような若い家族がリノベーションして住み始めるケースが増えていたんです。管理状態も非常に良く、計画的に大規模修繕が行われていて、古さを感じさせません。

最終的には、新築の約半分の価格で、84平米という広さを手に入れられたことも決め手でした。駅遠の新築戸建てよりずっと合理的だと判断し、購入を決めました。

4. リノベーションで叶えたかったこと

S様

 一番の魅力は、やはり「自分たちの好きなように間取りやデザインを決められる」という自由度の高さでした。建売やリノベーション済みの物件もいくつか見学したのですが、「クローゼットに扉はいらないな」とか、細かい部分で気になる点があって。

自分たちでゼロから作るなら、そういった妥協をしなくて済みますから。それに、持ち家なら子どもの足音に神経質になることもありません。

■ご夫妻がリノベーションで実現した、こだわりのポイントは以下の通りです。

  • 収納の工夫:「扉なし」という選択

Instagramでおしゃれな家を見て、「収納の扉は不要だ」と確信しました。

扉は開閉スペースが必要ですし、経年劣化で壊れる可能性もあります。

実家の私の部屋のクローゼットの扉も壊れていますし(笑)。

両親は「扉がないなんて」と世代間ギャップを感じていたようですが、ウォークインクローゼットやパントリーの扉をなくし、出入り口をアーチ状にしたことで、開放的で使いやすい空間になりました。

  • 動線と間取りの変更

以前の間取りも活かしつつ、玄関を広くしたり、和室をウォークインクローゼット付きの洋室に変えたりしました。

一番大きな変更は、壁付けだったキッチンを、家族とコミュニケーションが取りやすい対面式に変えたことです。

  • 理想の空間づくり

将来を見据えて子ども部屋を2つ確保しました。

また、トイレの壁紙など、細かい部分もInstagramで見つけたお気に入りのデザインを取り入れて、自分たちらしい空間を作ることができました。

5. パートナー選び:リファイン新松戸との出会いと信頼関係

S様

リファインさんとの付き合いは、長女がまだ赤ちゃんの頃、3~4年前に無料のイベントに参加したのがきっかけです。
それから何度もイベントに通ううちに、社員の皆さんと顔なじみになりました。
皆さんとても穏やかで優しく、親戚のおじさんのような安心感があったんです。

不動産会社の方というと、高級時計をつけた「ギラギラ系」の方も多いですが、私たちはそういうのが苦手で…。

S様

実は他のリフォーム会社さんにも何社かあたってお話を聞きましたが、リファインさんだけは何か別物みたいな感じがしました。
もちろん良い意味で、ですよ(笑)。
親しみやすかったんですよね。

ギラギラした雰囲気とか変に押しが強い感じとかがまったくなく、自然体で相談できたところが良いなと思っていました。

長年かけて信頼関係を築けていたことが、最終的な決め手になりましたね。

6. リアルな本音:リノベーションの裏側と教訓

S様

はい、きちんと解決していますし、誠意ある対応をすぐに取っていただいたので何の遺恨もないですし、信頼しているからこそ正直にお話ししますね。

毎度の打ち合わせではきちんと議事録は記録されていましたが、担当の方が非常に多くの案件を抱えていて、忙しさからか打ち合わせで決めた内容を忘れられてしまうことが時々ありました。

例えば、お風呂の物干しバーは、掃除のしやすさを考えて壁に固定せず、マグネットで取り外しできるタイプにしたいと伝えていたのですが、一度現場を見に行ったら、固定式のものが取り付けられていて…。
他にも、床のヘリンボーン柄の向きも決めていたはずなのに、後から確認の連絡が来たり。

幸い、私たちは前の家が近かったので毎週のように工事の進捗を見に行って、早い段階で気づいて修正してもらえましたが、遠方だったらと思うと少し怖いですね。「何のための議事録って思った」ことは正直、何度かありました。

もう一つ困ったのが、図面がすべて紙ベースだったことです。打ち合わせのたびに細かく変更が加わるのに、どれが最新版なのか分からなくなってしまって。
データで管理してもらえたら、もっとスムーズだったと思います。

7. これから中古マンションを買う人へのアドバイス

S様

私たちも当然色々なことが不安でした。

私たちが実際にやった経験談からお話すると、特に重視したのは以下の3点でした。

  • 建物の「実績」を確認する

旧耐震基準かどうかだけで判断するのではなく、その建物が過去の大きな地震(私たちの場合は東日本大震災)でどのような影響を受けたか、具体的な被害状況を聞けるなら聞いてみることが重要だと思います。

  • 管理状態を見極める

 外観の綺麗さだけでなく、長期修繕計画がきちんと立てられ、実行されているかを確認することです。適切な管理がされていれば、建物の寿命は大きく延びます。

  • ハザードマップで土地のリスクを知る

建物だけでなく、その土地自体の安全性も大切です。私たちはハザードマップを見て、河川の氾濫リスクや地盤が埋立地でないことを確認しました。

S様

自分たちの中でどこに納得のポイントを見つけるか、結局はここになるのではないでしょうか。
これらの情報を集めて、総合的に判断することが後悔のない選択に繋がるのではないでしょうか。

本当の意味で、自分たちのパートナーとなってくれるリフォーム会社と出会うのも必要だと思います。

おわりに

築47年という数字だけを見れば、多くの人が二の足を踏むかもしれません。

しかし、本日のお話を通じて明らかになったのは、表面的なスペックだけでなく、建物の「実績」「管理状態」といった本質的な価値を見抜くことの重要性でした。

そして何より、「自分たちの暮らしをどうしたいか」という明確なビジョンを持ち、それを実現するための情報収集とパートナー選びを丁寧に行うことで、古い物件も唯一無二の理想の住まいに生まれ変わらせることができるという、力強い事実です。

賃貸での悩みから始まった家探しが、やがて家族にとっての「終の棲家」を見つけるという、そのリアルな道のりは、多くの読者にとっては指針になるのではないでしょうか。

ぜひ参考にしてみてください。

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